学校からのお知らせ
02.04.28 校長から生徒の皆さんへ
生徒の皆さんへ
所沢市立向陽中学校校長 沼田 芳行
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学校は始業式・入学式を挙行しないまま、5月31日金曜日まで臨時休校となりました。今、何を感じ、何をしながら過ごしていますか。12歳から15歳の多感な時期に、世の中がこうした状況になり、皆さんと直接会ってお話をしてということができず、歯がゆい思いをしています。ごめんなさい。学校がお休みになって、3か月目に入ることになりました。朝起きる時間やごはんを食べる時間など、自分で管理をすることができていますか。学校では時間や時間割があり、日々のスケジュールも決まっている中でしたので、今の生活に戸惑うことも多くあるかと思います。しかし、今、私たちができることは、まず、感染拡大の防止に努めること。しばしの我慢を強いられますが、皆の強い決意で乗り越えていきましょう。
こうした状況にはありますが、できないことを憂うのではなく、こんな時だからこそできることを、ひとつひとつつなげていきましょう。与えらえたり、人からしてもらったりするのを待つのではなく、自分から進んでできることには何があるかを、自ら考えて行動に移してみましょう。目の前にある楽しいことを自分で発見し、深く考えてみる機会にしませんか。興味を持ったことについて、調べてみたり、思いを巡らせてみたり。資料やネット環境が整っていなくても「なぜ?なんで?」という疑問は書き留めておくことで、あとあと「やってみよう」という気構えにつながります。自分から進んでやってみようと思ったことは、人から教わるよりずっと理解も深まり、探究心も芽生えます。
今、向陽中学校の先生方は、各家庭に電話連絡を始め、皆さんやおうちの方々と現在の様子についてお話をさせてもらっているところです。また、お届けした学習課題に加えて、新たな学習課題や今できることを考案しているところです。5月中には(感染の状況にもよりますが)皆さんと交わる機会を設定し、学習等の進捗状況の確認や学びのアドバイスについてさせていただく予定です。また、ホームページを新しくして、情報提供を充実させるとともにここから発信できるあらゆることを考えて実行していきます。さらに、今年の年間行事計画の洗い直しや再構築等、今後の皆さんの学習や教育活動が少しでも円滑にできるよう準備をしています。そのほか、5月には学年相談日も設けます。電話も含めて、学習の状況や生活の様子についてアドバイスをさせてもらったり、一緒に考えたり等をできればと考えています。もう少しの間、一緒に乗りきっていきましょう。先生方は、皆さんに会いたくて会いたくてたまりません。次の一歩が踏み出せる日を心待ちにしています。
2030年を目途に、世界規模の災害や様々な問題への対策を立て、今も未来も住みやすい世界にするというSDGs(持続可能な開発目標)のゴール3「すべての人に健康と福祉を」にもつながる行動が、今ひとりひとりに求められています。
SAFE LIFE
私たちの行動で未来を創っていきましょう。